全国に店舗や拠点を持つ企業のご担当者から、「東京の工事は決まったが、地方の分をどう手配すればいいか分からない」というご相談をいただきます。エリアごとに業者を探して見積もりを取り直していると、それだけで数週間が過ぎてしまいます。株式会社スマイルパートナーは、案件を現場ごとの請負として受け、各エリアの協力会社が応援対応で入る体制で全国をカバーしています。この記事では、その手配がどう組まれているのかと、遠隔地でも仕上がりを揃えるために発注側・受注側で決めておくべきことを整理します。
全国の拠点をまとめて工事したいとき、実務で詰まるところ
複数拠点の電気工事でご担当者の手が止まりやすいのは、工事そのものよりその手前の調整です。
▶ エリアごとに発注先を探す時間
拠点が10か所あれば、地場の業者を10社探し、10回同じ説明をして、10通りの見積書を並べることになります。書式も工事区分の切り方も揃わないため、比較そのものに時間がかかります。
▶ 仕様の伝わり方がばらつく
同じ「エアコン10台の入れ替え」でも、既存機の撤去・処分をどちらが持つか、配管を流用するか新設するか、化粧カバーを付けるか。業者ごとに違う前提で見積もられると、後から追加費用の話になります。
▶ 進捗と報告が集まらない
完了報告の形式が業者ごとに違うと、本社側で工事台帳にまとめ直す手間が出ます。
エリアごとの施工体制はどう組まれているのか
当社が全国の案件をお受けするときの組み立て方をご説明します。
① 案件は「現場ごとの請負」として受ける
拠点ごとに条件が違う以上、まとめて一律の単価にはしません。現場単位で仕様と数量を確定し、その現場の工事として請け負います。窓口と契約は当社に一本化されるため、発注側が拠点数だけ発注先を管理する必要はなくなります(一本化そのものの利点はマンション共用部の電気工事|一社にまとめる5つのメリットで整理しています)。
② 各エリアの協力会社が応援対応で入る
実際に現場へ入るのは、そのエリアの施工体制です。移動距離が短いぶん着工までの時間を短くしやすく、繁忙期でも日程を組みやすくなります。当社が受けた仕様をそのまま現場へ落とし込み、完了後の報告も当社に集約したうえでご担当者へお戻しします。主な対応エリアは対応エリアのページにまとめています(記載のない地域もご相談ください)。
③ 有資格者の配置は現場ごとに確認する
電気工事は、政令で定める軽微な工事などを除き、資格のある人でなければ作業に従事できない工事です。どのエリアで誰が入る場合でも、ここは必ず現場ごとに確認します。
電気工事士法第3条は、自家用電気工作物に係る電気工事の作業は第一種電気工事士でなければ従事してはならないこと、一般用電気工作物等に係る作業は第一種または第二種電気工事士でなければ従事してはならないことを定めています。同法第2条では、一般用電気工作物等に「一般用電気工作物」だけでなく「小規模事業用電気工作物」も含まれ、自家用電気工作物からは最大電力500キロワット以上の需要設備などが除かれています。また、電気工事業法(電気工事業の業務の適正化に関する法律)第19条は、登録電気工事業者に対し、一般用電気工事の業務を行う営業所ごとに、第一種電気工事士または「第二種電気工事士免状の交付を受けた後、電気工事に関し3年以上の実務の経験を有する第二種電気工事士」を主任電気工事士として置くことを義務づけています。
つまり、必要な資格を決めるのは「その設備が自家用電気工作物なのか、一般用電気工作物等なのか」です。判断の入口は受電方式で、低圧受電の住宅や小規模な店舗は一般用電気工作物、高圧受電のビルなどは自家用電気工作物にあたるのが基本です。
ただし受電方式だけでは決まらない場合があります。太陽光発電設備を例にすると、低圧受電の拠点にある出力10キロワット以上50キロワット未満のものは小規模事業用電気工作物として一般用電気工作物等に含まれる一方、同一の構内に50キロワット以上の太陽光発電設備があると、低圧受電であっても一般用電気工作物から外れます(電気事業法第38条第1項ただし書・第3項、同法施行規則第48条)。太陽光や蓄電池を扱う拠点ほど、現地の構成を確認したうえで体制を組む必要があります。
遠隔地でも仕上がりを揃えるために決めておくこと
施工基準や報告フォーマットの標準化そのものは電気工事の受託|ホームセンター案件の発注フローと品質管理の進め方で扱っているため、ここでは距離が離れているからこそ効いてくる点だけを挙げます。現場で判断が分かれた瞬間に仕上がりも分かれるので、機種・設置位置・配管の取り回し・既存機の扱いといった迷いやすい箇所は着工前に1枚へ固定しておくこと、そして不具合が出たときにご担当者が地域の会社を探し直さずに済むよう連絡先を当社へ集約しておくこと。この2点が、遠隔地の現場では特に差になります。
事前に共有いただけると、手配が早くなる情報
お問い合わせの段階で次の情報をいただけると、エリアごとの体制を組むまでの時間が短くなります。すべて揃っていなくても構いません。
▶ 拠点ごとの受電方式と電源の空き
高圧受電か低圧受電か、分電盤に増設の余地があるか。動力(三相200V)が必要な機器では特に効いてきます。
▶ 搬入経路と作業できる時間帯
エレベーターの有無、階段作業になるか、営業時間中は作業できるか。夜間・休業日対応が必要かどうかで人員の組み方が変わります。
▶ 鍵の受け渡しと立ち会いの要否
無人の拠点では、鍵の受け渡し方法が決まっていないだけで着工日が動きます。
▶ 希望工期と、優先して終えたい拠点
全拠点を同時に進めるのか、売上への影響が大きい拠点から順に進めるのか。優先順位が分かれば日程の組み方が変わります。
全国の電気工事は株式会社スマイルパートナーへ
当社は千葉を拠点に、エアコン・LED・太陽光・EV充電器・蓄電池の電気工事を法人のお客様から請け負っています。大口のエアコン工事については大口のエアコン工事全国対応中のページもご覧ください。拠点数や地域が決まっていない段階のご相談でも構いません。
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