EV充電器の保守メンテナンス契約|法人が長期運用で押さえたい3つの観点

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EV充電器の保守メンテナンス契約|法人が長期運用で押さえたい3つの観点

法人駐車場やマンション共用部、商業施設にEV充電器を導入したあと、「設置してから先」の体制まで決めてあるでしょうか。充電器は屋外に置かれ、不特定の方が毎日操作する電気設備です。設置工事が終わった時点がスタートで、そこから何年も使い続けることになります。本記事では、全国対応で電気工事を現場ごとに請け負う株式会社スマイルパートナーが、EV充電器の保守メンテナンス契約で押さえておきたい3つの観点と、契約前に決めておきたい項目を整理します。

EV充電器は「屋外で毎日使われる電気設備」

照明や分電盤と違い、EV充電器には利用者が直接手を触れます。しかも屋外です。次のような消耗や不具合は、機器の良し悪しとは別に、使われ方と設置環境から生じます。

▶ ケーブルとコネクタ
抜き差しが繰り返される部分で、ケーブルの被覆や接続部は消耗します。地面に引きずられる使われ方をしていれば、傷みは早くなります。

▶ 筐体・扉・表示部
雨風と直射日光にさらされ続けます。扉のパッキンが劣化すれば内部に湿気が入りますし、表示が読めなくなれば利用者は操作できません。

▶ 車両の接触
駐車のたびに充電器の近くまで車が寄ります。車止めやポールの位置が適切でないと、接触による破損が起こり得ます。

見落とされやすいのは、劣化の進み方が「設置台数」ではなく「どれだけ使われたか」に左右されるという点です。同じ日に設置した2台でも、稼働の多い区画とそうでない区画では、数年後の状態が変わります。台数一律ではなく、稼働状況を見た点検計画が現実的です。

保守で見ておきたい3つの観点

① 電気設備としての点検

充電器は施設の電気設備の一部として、受電設備から配線でつながっています。したがって、その施設の電気工作物がどの区分にあたるかによって、法令上の保安の枠組みが変わります。

電気事業法では、事業用電気工作物(小規模事業用電気工作物を除く)を設置する者に対し、保安規程を定めて主務大臣に届け出ること(第四十二条)、および主任技術者を選任すること(第四十三条)が定められています。自社の施設がどの区分にあたるかは、受電方式や設備の構成によって決まりますので、設備の管理者や、選任されている場合は電気主任技術者にご確認ください。この記事で区分の判定基準までは示しません。

実務としては、法定の点検の枠組みがある施設ならその点検計画に充電器を組み込めているか、そうでない施設なら誰がどの頻度で見るのかを別途決めてあるか、という確認になります。抜けやすいのは後者です。

② 使える状態を保つ運用

充電器は電気がつながっていれば使える、という設備ではありません。認証や決済に通信を使う機種では、通信が切れると利用者が操作できなくなることがあります。機器は正常なのに使えない、という止まり方をするのが特徴です。遠隔監視だけに通信を使う機種でも、通信が切れれば稼働状況やエラーの把握ができなくなります。

屋外設置では、結露や粉じん、虫の侵入も故障の要因になります。これらは点検のときに気づけるもので、症状が出てからでは復旧に時間がかかります。

③ 故障したときに、誰がどう動くか

ここが最も差の出る部分です。利用者が「充電できない」と気づいたとき、その連絡はどこへ入り、誰が現地を見て、部品はどこから来るのか。この動線が決まっていないと、原因の切り分けだけで数日かかることもあります。

特に確認しておきたいのは、機器そのものの不具合と、電気側・通信側の不具合を切り分けられる体制になっているかです。メーカー対応の範囲と、電気工事側で対応する範囲の境目があいまいだと、双方の連絡待ちで止まります。

保守契約を結ぶ前に決めておきたい項目

契約書の体裁は各社さまざまですが、実務で効いてくるのは次の点です。

▶ 点検の頻度と範囲
外観の確認までなのか、通電と充電動作の確認まで行うのか。稼働の多い区画を重点的に見るのか。

▶ 受付の時間帯と、現地までの目安
連絡を受け付ける曜日・時間と、現地確認までにどれくらいかかるか。複数拠点をお持ちなら、拠点ごとに条件が変わることもあります。

▶ 部品交換の費用区分
点検料に含まれる範囲と、都度見積りになる範囲。消耗品として扱われるものがどれかを、あらかじめ確認しておきます。

▶ 報告の形式
点検結果をどの形式で受け取るか。管理組合やオーナーへの報告が必要な場合、そのまま使える体裁かどうかで手間が変わります。

▶ 機器を更新するときの扱い
将来の増設や機器入れ替えの際、既設の配線や基礎を活かせるか。設置時の図面と施工記録が残っているかどうかが、ここで効いてきます。

設置と運用を同じ体制で見るという選択

設置した会社と保守を見る会社が別になると、配線経路や施工時の判断が引き継がれず、切り分けに時間がかかることがあります。工事履歴や図面を一社で把握しておく利点は、マンション共用部の電気工事|一社にまとめる5つのメリットでも整理しています。

株式会社スマイルパートナーは、エアコン・LED・太陽光発電・EV充電器・蓄電池など電気工事全般を、法人のお客様から現場ごとの請負でお受けしています。全国に対応しており、複数拠点をまとめて計画的に進めたい、繁忙期に人員のサポートが必要、といったご要望にも、協力会社のスタッフによる現場応援の体制でお応えします。

点検や不具合対応をどこまでお引き受けできるかは、設備の構成や拠点の分布によって変わりますので、現地の状況を伺ったうえでご相談させてください。これから導入を検討される段階の方は、機種の選び方や工事の流れをEV充電器の設置工事|法人駐車場・マンション・商業施設の選び方で整理していますので、あわせてご覧ください。対応可能なエリアは対応エリアのページでご確認いただけます。

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