自動のお掃除機能とは異なる、エアコンの「内部クリーニング機能」を使用した経験はありますか。
冷房・暖房機能をメインで使うため、内部クリーニング機能について知らない方も多いと思います。
そこで今回は、内部クリーニング機能の効果・役割や注意点を紹介します。
エアコンを本格的に使うシーズン前に、ぜひチェックしてください。
エアコンの内部クリーニング機能とは
エアコンの内部クリーニング機能を使う上で知っておきたいことを紹介します。
エアコンの内部クリーニングの内容
エアコンの内部クリーニングとは、冷房・除湿(ドライ)運転の後に作動させる、掃除機能を指します。
送風機能と暖房機能が合わさっているものと考えましょう。
冷房・除湿運転後に、結露で湿った室内機の内部を乾燥させる役割を持ちます。
室内機のお掃除機能とは異なるので注意してください。
エアコンの内部クリーニングの効果
主な目的は、ジメジメと湿った内部をそのまま放置させないことです。
冷房運転後に何もせず放置すると、結露部分にホコリやチリなどが張り付きやすくなります。
蓄積した汚れはカビや雑菌発生の原因となり、悪臭や健康被害に発展することも考えられるでしょう。
そこで、冷房・除湿運転後に、この機能を用いて室内機を乾燥させることによって、これらのトラブルを防止できます。
エアコンの内部クリーニングの種類
通常、エアコンの内部クリーニングには自動設定と手動設定が備わっています。
冷房・除湿運転後に何もしなくても送風し始める自動設定は、毎回のクリーニングを忘れることがないため、非常に便利です。
一方で、外出中や来客時など、内部クリーニングを作動させ続けるのが嫌な方は、自動設定を解除し、好きなタイミングで手動で作動させられます。
エアコンの内部クリーニングの所要時間
一般的なエアコンの内部クリーニングは、送風と暖房の2段階で構成されています。
それぞれの所要時間は、送風が約80~110分、暖房が約10分程度です。
そのため、総所要時間は約90~120分前後となるでしょう。
エアコンの内部クリーニングの電気代
上記で見た通り、エアコンの内部クリーニングには2時間ほどかかります。
しかし、1回あたりの電気代は1~5円とリーズナブルです。
そのため、冷房・除湿後には可能な限り毎回、内部クリーニングを使用することをおすすめします。
エアコンの内部クリーニング機能を使う際の注意点
エアコンの内部クリーニングを使用する上で、注意したい点を紹介します。
作動中は温度や湿度が上がる
内部クリーニングでは、短時間ですが暖房機能を使います。
そのため、作動後にはお風呂上がりのようなジメジメとした空気を感じるかもしれません。
気になる方は外出中に作動させたり、作動中は違う部屋に移ったりと使用するタイミングを工夫しましょう。
作動中はニオイが気になるかもしれない
内部クリーニング機能の送風運転では、部屋のホコリ臭や生活臭が反映されるかもしれません。
これは部屋に充満した空気だけでなく、エアコン内部に蓄積していた汚れがニオイが原因である可能性もあります。
エアコン内部をこまめに掃除したり、定期的にプロのクリーニングを依頼したりすると良いでしょう。
当サイトでは、エアコンの内部を掃除する事によるメリットをご紹介しています。
詳しくは、エアコンの内部を清掃するメリットの記事をご覧ください。
意外と知らないエアコンに隠された機能
今回はエアコンに搭載された、有能な機能である内部クリーニングについて紹介しました。
冷房・除湿運転後に作動させるだけで、快適にエアコンを使い続けられることがお分かりいただけたかと思います。
これまで知らなかった方も、ぜひ使ってみてください。
株式会社スマイルパートナーでは、累計1,000万台を超えるエアコン工事を行ってきた熟練のスタッフたちがエアコン室外機の水没に関する修理・点検を行っています。 エアコン周りでお困りの方はぜひ一度コチラから相談してみてください。