エアコンを長い期間使っていると、なんとも言えない嫌な臭いが部屋に漂うことがあります。
発生する臭いの主な原因は、使用しているうちに内部に溜まっていったカビや菌などです。
業者に掃除を依頼することも一つの手段ですが、ご自身で手入れを行うことで、ある程度対策できます。
エアコンの臭いは対処法さえ知っていれば、自身でである程度掃除をして、だいぶ改善することが可能なのです。
そこで今回は、臭いが気になるので取り除きたい方に向けて、臭いを取り除くための対処法を解説していきます。
エアコンの臭いをとりあえず消すには応急処置
臭いをすぐに取りたければ、とりあえずの応急処置をしましょう。
応急処置の方法として適切なものを紹介していきます。
冷房16度で1時間運転する
エアコンの温度(冷房)を16度に設定して、冷えた環境の中で1時間ほど作動させる方法です。
低温で動かすことで、エアコンの内部に水蒸気を凝縮させます。
その水によって、内部のカビや菌を洗い流します。
冷房を作動した後は、窓を開けてカビや菌を外に追い出します。
暖房30度で1時間運転する
エアコン(暖房)を30度にして、1時間程度作動させたままにします。
高温で作動させることで、機械の中を乾燥させてカビを殺す方法です。
運転が終わったら窓を開けて、死骸を外に放出しましょう。
10分程度窓を開けて運転する
エアコンを通常の方法で運転させながら、10分程度窓を開けておきます。
窓を締め切ったままエアコンを作動させてしまうと、中に蓄積されたカビの胞子が部屋に飛散し、臭いの原因になります。
窓を開けたまま運転することで、胞子を部屋に残さずに外に放出する仕組みです。
エアコンの臭いを根本的に除去するには徹底した掃除が必要
応急処置は一時的なものなので、1週間程度で除去した臭いは再び発生してしまいます。
そこで、臭いを根本的に除去する対処法を解説します。
エアコンのフィルターを掃除する
まずエアコンにフィルターをつけたまま、掃除機を使って表面を掃除します。
次にフィルターを外して、外側と内側のホコリを掃除機で丁寧に吸い取ります。
最後にフィルターを水洗いして、日陰で乾かしてからエアコンに取り付けましょう。
エアコンのカバーやルーパーを掃除する
エアコンのカバーを取り外して、中性洗剤を使って全体を水洗いしましょう。
洗い終わったらカバーを日陰干しして、乾かしてから取り付けます。
ルーパー(風の向きを調節する羽のようなパーツ)が取り外せる場合は、中性洗剤で軽く水洗いをすることがポイントです。
洗い終わったらカバーと同様に、日陰に干して乾燥させてから取り付けます。
エアコンの内部はプロに依頼
エアコンの中身は精密な構造になっており、自分で無理に掃除をすると故障の原因になります。
中身をどうしても掃除したい場合は、プロの業者に依頼するのがおすすめです。
当サイトでは、中身を掃除する事によるメリットをご紹介しています。
詳しくは、エアコンの内部を清掃するメリットの記事をご覧ください。
エアコンの臭いを予防するコツ
臭いを予防するために、普段から以下のことを実行しておきましょう。
・冷房や除湿をした後は、1時間ほど送風モードで作動させる
・使わない時期も、定期的に送風モードを使用する
・窓をこまめに開けて換気をする
・フィルターを定期的に掃除する
上記のことを心がけると、臭いの原因となるカビや菌の繁殖の防止につながります。
エアコンの臭い防止は日頃の作業から
いかがでしたでしょうか。
本記事をお読みいただくことで、エアコンの臭いを取り除く方法をご理解いただけたと思います。
臭いを除する対処法としては、まず応急処置をしてカビなどを外に追い出します。
次に、フィルターやカバーなどを掃除して、臭いの素を除去。
臭いを防止するには、普段から換気や掃除を心掛けることが大切です。
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