エアコンの配管は主に室外機と室内機を接続する役目を担います。
エアコンは室外機と室内機が力を合わせて、部屋を暖めたり冷やしたりするので、配管に問題があれば機能が低下したり使えなくなったりするリスクがあります。
たとえば、配管が劣化して裂けてしまうと、そこからエアコンに必要なガスが漏れて、エアコンの冷房機能が弱くなるなどです。
とはいえ、いつ交換すればいいのか、適切なタイミングを知らない場合が少なくありません。
そこで今回は、オフィス・ショップの担当者・責任者の方に向けて、エアコンの配管を交換すべきタイミングについて説明していきます。
エアコンの配管を交換するタイミングとは
一般に交換のタイミングは、引っ越しによってエアコンを他の場所に設置しなければならないときです。
引っ越し先にこれまで使っていたものを再設置しなければならない場合、一般的には業者に依頼することが多いでしょう。
新しい場所に設置するには配管が不十分な場合には、業者が気づいて交換を提案するため、業者に依頼した際に「設置するには配管を交換する必要があります」と言われるのが典型例です。
すでに設置した場所でエアコンを使い続ける場合、エアコンが壊れるなどの明確な不具合がない限り、交換が必要だと気づく機会はあまりありません。
エアコンの配管を交換すべき理由
引っ越しなどをきっかけに今まで使っていたエアコンを再設置するとしても、必ず交換をしなければならないとは限りません。
配管の交換をしなければならない理由は、一般に以下の2点のいずれかです。
・長さが不足している場合
・劣化している場合
以下、それぞれのケースを解説していきます。
配管の長さが足りないケース
引っ越し先にエアコンを再設置する場合、従来の配管では長さが足りずに設置できない場合があります。
配管の長さが足りなくなる典型例は、引っ越し先の建物や部屋の配置などが理由で室内機と室外機の距離が遠くなり、配管の長さが不足することです。
配管自体には問題がなかったとしても、長さが不足していれば物理的に使用できないので、配管交換をしなければなりません。
配管が傷んでいて交換が必要なケース
冷房や暖房など、エアコンを長く使えば使うほど経年劣化していきます。
少し傷んだくらいであれば、引っ越し先で再利用することも不可能ではありませんが、傷んだ配管を無理に使おうとすると、トラブルの原因になることがあります。
エアコンの配管を交換しないとどうなるか
交換のタイミングを誤ってしまった場合、一般に以下のようなリスクがあります。
・配管を再利用しようとした際に、配管が折れて使えなくなってしまう
・傷んだ配管を使うことで冷媒(暖めたり冷やしたりするためのガス)が循環しにくくなり、エアコンの機能が低下する
・劣化によって配管が裂けたり壊れたりして、エアコンを正常に使用できなくなる
いずれにせよ、配管が原因でエアコンの機能が十分に発揮されなかったり、使用できなったりした場合は、古い配管を交換しなければなりません。
当サイトでは、配管を目立たないようにする隠蔽配管についてご紹介しています。
詳しくは、隠蔽配管の意味とはの記事をご覧ください。
エアコンの配管交換は正しいタイミングで
今回は、エアコンの配管交換について解説してきました。
自社にとってエアコンの配管交換が必要か判断する材料となりましたでしょうか?
配管の交換が必要になる主なタイミングは、引っ越しによってエアコンを新しい場所に再設置しなければならなくなったときです。
エアコンを再設置した後に配管を交換すると費用が増える可能性があるので、必要な場合には引っ越しのタイミングで配管交換を済ませておきましょう。
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