エアコンにとって設置位置はとても重要です。
間違った場所に取り付けてしまうと空調の利きが悪くなってしまったり、電気代が高くなったりする原因にもなります。
一度設置してしまったエアコンは簡単には付け替えることができないので、事前に適切な設置位置を知っておく必要があります。
そこで本記事では、取り付ける前に知っておきたい設置位置のポイントを紹介しますので、エアコン設置をお考えの方はぜひ参考にしてください。
エアコンを設置するため守らなければいけない3つのポイント
はじめに、エアコンを取り付けるとき絶対に守らなければならない3つのポイントを紹介します。
以下の3点を満たさない場所にはエアコンを設置することができません。
配管より高いところ
エアコンの設置場所は、壁にある配管の穴よりも高い位置でなくてはいけません。もし穴より下に付けると、エアコンから出るドレン水といわれる排水が逆流して水漏れが起きてしまいます。
近くに専用コンセントがあるところ
エアコンは近くにエアコン専用のコンセントがあって、エアコンのコードがコンセントの穴に届くところに設置する必要があります。
エアコンでは、火災を起こす危険があるため、延長コードの使用は禁止されています。
当サイトでは、延長コードの使用についてのご紹介もしています。
詳しくは、エアコンのコンセントに延長コードは使えないのかの記事をご覧ください。
火災報知器から1.5メートル以上離れたところ
エアコンは火災報知機から1.5メートル以上離れた場所に取り付ける必要があります。
エアコンとの距離が近すぎると、火災報知器がエアコンの風の影響で正しく煙を感知できなくなる危険性があります。
エアコンを効率的に使用するための設置場所
次にエアコンを効率的に使用するために望ましい設置位置や避けなければならない設置位置を紹介します。
エアコンの効率が下がると空調の利きが悪くなり、電気代が高くなる原因になるため、効率的に使用できる設置位置に取り付けることが大切です。
室内機の周囲に適切なスペースがある場所
エアコン室内機の周囲に適度な通気スペースがないと、エアコンが十分に空気を取り込むことができず、冷暖房の利きが悪くなってしまいます。
エアコンは室内の空気を本体に取り込み、冷やしたり暖めたりして再度放出する構造になっているため、空気を吸い込むことができないとうまく機能しなくなってしまいます。
また、送風口の近くに障害物があると、放出した空気が上手く室内に行きわたらなかったり、滞留した空気のせいでエアコンが温度を誤認識したりすることで、運転が停止してしまう原因にもなります。
室外機との距離が近い場所
エアコンの室内機と室外機は距離の近い場所に設置するのが理想です。
エアコンは室内機が取り込んだ空気を室外機に送り、冷やしたり暖めたりして送り返しています。
そのため、双方の距離が遠いと、空気が配管を通る時間が長くなり、温度が変化しやすく、効率が悪くなります。
当サイトでは、室外機と室内機の位置関係についてのご紹介もしています。
詳しくは、エアコンの取り付け位置は重要?の記事をご覧ください。
窓から近い場所
窓は壁と比べると断熱性能が低く、外の熱気はほとんど窓から室内に入ってきます。
窓の近くにエアコンを設置すれば、暖かい空気を取り込みやすくなり、効率的に室内を冷やすことができるようになります。
壁の短辺
エアコンを設置するときは部屋の短辺に設置すると、効率的に室内に風を送ることができるようになります。
空調の利きをよくするためには、部屋中にしっかりとエアコンの風を届けることが大切ですが、エアコンは横に風を送ることはできません。
そのため、室内機の左右はなるべくスペースを小さくし、長方形の部屋では壁の短辺側に室内機を設置します。
室外機の設置場所
室外機の設置場所には、設置場所が確保できることと地面が安定していて、室外機を置いても問題ないところを選びます。
機械の負担を抑えられるよう、直射日光が当たりにくくて風通しのよい場所で、騒音などが周囲に響くことがない場所を選ぶといいでしょう。
正しい設置位置を理解してエアコンの機能を最大限発揮させる
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことでエアコンの設置位置の重要性がご理解いただけたと思います。
エアコンはどこに取り付けるかによって、空調の利きだけでなく、電気代や機器の寿命にも影響してくるため、設置位置はとても重要な問題です。
新しくエアコンを設置する際には、上で紹介したポイントを参考に家の中で最も効率よく運転できる設置位置を見つけてみてください。
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